モナ・リザってなんで有名なの?
こんにちは人生は楽しんだもん勝ちです
今回はJ・アカンバーグ著者の「眠れなくなるほど面白い雑学の本」
を読んでみての感想を書いていきたいと思います
この本は古本屋で本を探しているときに
本の題名に心を打たれて、購入してしまいました
しかも100円で買うことが出来たので嬉しかったです
この本は題名通りに普段生活している中で不思議に思う事が何で起こるのか
といった答えが載っておりなるほどなとつい何度もうなずいてしまいような本でした
私もこの本を読み終わった後
早速本に書かれてあった内容を友人に紹介して自慢してしまいました!!
今回は私が本の中でなるほどと強く感じた3項目について紹介していきたいと思います
目次
1、誰が見ても演技だとわかるのになんでプロレスに興奮するのか
皆さんもご存じの通りプロレスのファンはあれが八百長だとちゃんと理解して応援しています
しかしファンはプロレスでの戦いがあたかも本当であるかのようなふりをして応援しています
ではなぜファンはこのような八百長プロレスを楽しんで応援するのでしょうか?
その問いに関する答えは
おそらくプロレスの試合が我々の社会、あるいは人生そのものの縮図であるからに違いないと述べられていました
プロレスの試合を思い浮かべてみると確かに、一方でルールをきちんと守って闘う
清潔で礼儀正しく身だしなみもきちんとした善玉レスラーがいて
もう一方では黒ずくめの衣装や恐ろしげなマスクをかぶった悪役レスラーがいる
悪役レスラーはルール違反の締め技やバックブリーカー、ニードロップで攻撃しようとするし
観客や興奮したアナウンサーにはハッキリ見える「凶器」を、役立たずのレフリーの目をなんとかかすめて使う
悪役は主に重量級のロシアやスラブ系の特徴を持つものが多い
プロレスは、何が悪で何が善か
極めて明確な論理システムを提示してくれています
そのため、個人が無力で、正義正しく行使されず
誰が善人で誰が悪人か定かではない現実世界に対する
一種の反動と解釈できるのかもしれません
プロレスの世界には、現実世界の曖昧さは存在しません
善は悪に大勝利を収める
悪役が勝利を手に仕掛けたとしても
それはドラマの最終話のおぜん立てみたいなもので
最後には正義が必ず復讐を果たすことになります
おそらくレフェリーは、法システムと行政府の象徴なのでしょう
気が利かないし、能力もなく、根本的に不公平なものだと人々は考えている
整備は結局のところ、個人の奮闘努力があって初めて実現する
結果プロレスは、社会の中に、行き場ないイライラや敵意がたまって言うという信号であり、また、他人を寄せ付けないほど特異な信仰体位を創造したい、という願望が存在する証なのでしょう
2、「いい男」「きれいな女」に基準があるのはなぜか
一般的に言えば、私たちが共通して魅力に感じる一定の性質が存在します
例えば高い鼻、左右対称の顔、大きな目などです
こういう美の基準はどうやって進化してきたのだろうか?
おそらく、美というのは、私たちが目にするすべての顔の平均的な値に近似しているのだと感じます
私たちが魅力的だと感じるのは、極端にユニークな特徴を持った顔ではない
こう考えればハンサムな男性やきれいな女性が、平凡な顔立ちの要素を多く持っている事にも納得します
また美は先入観を生むという事が分かっている
男性が評価する時は特にそのように感じる
では、顔立ちのいい人ほど将来うまく世渡りしていくでしょうか
そんなことはありません
過去の研究結果から容姿の優れた女性は、高収入で地位の高い夫と結ばれていたが
自身の職業には特質すべにものがありませんでした
男性では、容姿はむしろ阻害要因となっていました
容姿のいい男性ほど敗北者であり、最も醜い小男たちは人生においては最大の成功者だったことが判明した
総合的にみても人生で最高の地位を獲得している人が多かった
つまり容姿が優れている男性が女の子を追いかけているときに、もてない男性たちは本と格闘していたのでしょう
と書いてあります
3、なんでモナ・リザが世界最高の絵などと、一般的に言われているのか?
①作者がすごい
作者レオナルド・ダ・ヴィンチは幅広い才能を持っていました
したがって彼が手掛けたものは何でも価値があります
彼は、画家だった側面、建築家、エンジニア、地図作成者、植物学者、地質学者、動物学者、音楽家、生理学者でもありました
おそらく、これほどの頭脳と才能を備えた人物はかつて存在したことがないと思われます
②モナ・リザのリアルな表現力
レオナルドは他の画家とは違って人体解剖学を研究しており
「スフマート」と呼んだぼかし技法を完成させた
この技法では、色調が滑らかに混じりあい、光は優雅に影に変わり、輪郭は穏やかに
背景に溶け込むように描かれている
当時ではこのような絵は珍しく、「人間そのものだ」と書き残されているほどです
③何世紀も後の鑑賞者たちを虜にし、この絵について何かしら解釈せずにはいられない、という心理的な神秘の力がある
謎の微笑ましをたたえたこの女性の正体もはっきりしていない
レオナルドと同時代の芸術家や作家は、当時のキリスト教的宗教観や歴史観に沿った作
品を創造してきていましたが
レオナルドの描いたこの女性は、フィクションそのものなのです
このことから、「この女性が何者なのか」「何を考えているのか」
と鑑賞者たちを虜に今でも世界最高の絵とされているのです